起立性調節障害がお薬でなかなか治らない理由
病院の役割とは??
起立性調節障害を発症されて、まず行くのが病院と思います。
いきなり、整体院や接骨院、カウンセリングなどを利用される方は少数と思います。
起立性調節障害を専門にしている病院は、関西でも少数です。
だから、予約が3~6か月待ちという所が多いです。
病院に行けば、まず、各種検査が行われます。
血液検査、レントゲン、CT、MRI、新起立試験などを行い、お薬が処方されます。
病院で処方されるお薬は、基本、対症療法です。
朝起きられるようにするために、血圧を上げるお薬
頭痛ならば、頭痛薬
めまいがするなら、めまいを止めるお薬
食欲がないなら、胃薬
お薬が効いたら、その症状は消えます。
ですが、お薬を飲まなくなったら、症状はぶり返します。
永遠にお薬を飲まなくてはいけないことになります。
病院では、起立性調節障害になった原因を探す時間はありません。
患者さんが、沢山おられるので、そんな時間はありません。
問診や検査の結果に基づき、お薬を処方する。
それがお医者さんの役割です。
お薬が効かなければ、違うお薬を処方する。
効きが悪ければ、お薬の量を増やす。
それが、未来永劫続きます。
病院の役割は、お薬を使って、起立性調節障害の症状をコントロールする場所です。
そのことをしっかりと理解する必要があります。
原因と結果の法則
どんな物事にも、原因と結果があります。
例えば、以下の場合はどうでしょうか?
食べすぎて腹痛になり、
下痢で寝込んだ場合
原因➡食べすぎ
結果➡腹痛で下痢になる
下痢になった原因と結果が明白です。
これを起立性調節障害で考えてみましょう。
起立性調節障害になりました。
「朝起きられない」「頭痛」がある。
体調不良で学校に行けない。
原因➡???
結果➡「朝起きられない」「頭痛」
起立性調節障害になった原因は、何ですか?
原因がなければ、起立性調節障害にはなりません。
起立性調節障害は原因不明の病気ではないです。
そこを皆さん、忘れています。
結果(症状)だけを何とかお薬で消しても、
原因をしっかり解明しない限り、
一生、お薬を飲み続けなければなりません。
10~20代の成長期のお子さんに、
お薬を飲み続けることは身体には良いとは思えません。
では、起立性調節障害になる原因は何か?
それをお話ししますね。
起立性調節障害の原因~スマホ・質的栄養不足・コミュニケーション不足~
私は、起立性調節障害の子どもさんを見て、3つの原因があると思います。
スマホのやり過ぎ
糖質の過剰摂取・タンパク質不足
親子のコミュニケーション不足
今から、一つずつ説明していきますね。
スマホのやり過ぎが起立性調節障を引き起こしている?
スマホのやり過ぎで、
首が猫背になり、
ストレートネックになっています。
1日にスマホを4~5時間以上も使用している子どもさんが圧倒的です。
スマホの使用時間は、ご家族で話し合ってくださいとお伝えしています。
夜の〇時~朝の〇時は、
親が管理するというのが一番良いと思います。
ひどい場合、夜通し、
動画を見ているお子さんもおられます。
起立性調節障害を克服したいなら、スマホをしっかり親が管理するのが大切と思います。
タンパク質不足・糖質過剰摂取が起立性調節障を引き起こしている?
当院では、初回にお子さんの血液検査のデータを持参してくださいとお伝えしています。
また、どのような食事を食べているのかをお聞きします。
起立性調節障害の子どもたちは、
あまり食欲がありません。
だから、お子さんは
「うどん」「お粥」「プリン」
「アイスクリーム」などを食べています。
実は、それが、逆効果です。
「うどん」「お粥」「プリン」などは、糖質です。
糖質ばかりの食生活は、自律神経を大きく乱します。
また、たんぱく質不足も顕著です。
採血データでBUN(尿素窒素)の値が
10以下、10~15の場合、
たんぱく質不足です。
お肉、魚、卵などをのタンパク質を
しっかり取れるようになれば、
元気になっていきます。
起立性調節障害を克服する食生活は、、、
高たんぱく質・低糖質食です。
親子のコミュニケーション不足が起立性調節障を引き起こしている?
最近は、お母さんが働きに出ているので、昔と比べ、親子のコミュニケーション不足が顕著です。
子どもが何を考えているのか?
子どもが何を悩んでいるのか?
当院は、施術の前後でカウンセリングをしますので、親子関係の見直しのきっかけの場になったらと思います。
親子関係が崩れてしまうと、、、
同じ家の中にいるのに、
Lineで会話をしているご家庭もあります。
毎日3分で良いですので、
家族で話し合うことが必要と思います。
最後に~起立性調節障害は原因不明ではないですよ~
起立性調節障害は、
決して原因不明ではありません。
私は、子どもの生活習慣病だと思います。
運動もあまりせず、
スマホやゲームばかり見て、、、
甘いものばかりを食べて、、、
部屋に閉じ込もり、親と話さない、、、
こんな生活を大人がしていても、
自律神経が乱れてしまいます。
整体で身体を整えて、
生活習慣を見直していけば、
元気になると思います。
病院に行ってもなかなか治らない起立性調節障害でお悩みの方は、是非、ご連絡くださいね。
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