「今朝も起きられない。何度も声をかけていいのか、それとも休ませたほうがいいのか」
起立性調節障害で学校を休む日が続くと、保護者の方も毎朝どうしたらいいか迷うと思います。
学校への欠席連絡をしながら、勉強の遅れや、この先の高校受験が気になってしまうこともありますよね。
起立性調節障害では、朝や午前中に頭痛、立ちくらみ、倦怠感などが強く、午後になると少し楽になることが多いです。
学校に行けるかどうかを考える前に、まず、その日の体調を確認してみてください。
家庭での接し方も、お子さんの状態に合わせて考えていきます。
この記事では、京都市下京区烏丸五条にある無痛整体未來堂の院長(自律神経専門整体師・公認心理師)が、学校を休みがちな子供さんへの声かけや、保護者の方がサポートできる内容についてお伝えします。
起立性調節障害で学校を休む背景には、何があるのでしょうか

起立性調節障害は、立ち上がったときなどの血圧や心拍数の調節がうまく働かず、体の不調が出る病気です。朝、目が覚めていても、頭痛やだるさで体を起こせないことがあります。
学校を休む日が増えると、体調に加えて、学校生活への不安が重なる場合もあります。
ただ、学校に行けない理由を「ストレスが原因」と決めつけず、本人が何に困っているのかを確認する必要があります。
- 朝の頭痛や立ちくらみがつらく、登校の準備ができない
- 夜に寝つきが悪く、睡眠の時間がずれている
- 休んでいる間の授業が分からず、教室に戻るのが不安になっている
- 友達に欠席の理由を聞かれることや、学校での人間関係が気になっている
こうしたことが、すべてのお子さんに当てはまるわけではありません。
「何が嫌なの?」と答えを求めるより、体調が落ち着いているときに、話せる範囲で聞いてみてください。
欠席が続くと、親子の会話が学校のことばかりになることも
保護者の方としては、授業や受験が心配なので、「明日は行けそう?」「少しだけ勉強したら?」と聞きたくなると思います。
ただ、お子さんも答えが出せないまま、同じ質問を繰り返し受けると、話すこと自体がしんどくなる場合があります。
親は心配して声をかけているのに、子どもは責められているように受け取り、言い合いになってしまうこともあります。
欠席が続いたからといって、必ずそうなるわけではありません。
もし最近、学校の話をするたびに親子で疲れて口論になってしまうなら、話す時間や聞き方を変えてみる必要があると思います
学校を休む日に、家庭でできる接し方
朝の起こし方は、落ち着いている時間に相談する

朝、何度呼んでも起きられないと、保護者の方も不安で焦りますよね。
その場で起こし方を決めようとすると、お互いに余裕がなく、言い合いになりやすいものです。
午後など、本人が話しやすい時間に、「朝はどう声をかけたらよさそう?」と相談してみてください。
声をかける時間や、その後の体調確認の仕方を決めておく方法があります。
起床や睡眠について専門家から指示がある場合は、それを踏まえて相談します。
起き上がると立ちくらみがあるお子さんを、急に立たせることは避けてくださいね。
登校できるかを聞く前に、今の体調を聞く
「学校に行ける?」と聞かれても、本人にはまだ判断できないことがあります。
まずは、「頭痛は昨日と比べてどう?」「起き上がるとしんどい?」など、今の状態を確認してみてください。
登校について話すこと自体を避ける必要はありませんが、返事が出ないまま何度も聞いているときは、一度話を区切ってもよいと思います。
欠席連絡をする時間などは、学校とも相談しておくと、朝の判断を少し整理しやすくなります。
午後に元気そうでも、朝の不調を否定しない
朝は起きられなかったのに、午後になると笑っていたり、好きなことをしていたりする。
そんな方は非常に多いです。
その姿を見ると、「それなら学校にも行けたのでは??」と思うことがあるかもしれません。
起立性調節障害では、時間帯によって症状が変わることがあります。
午後の様子だけで、朝も同じように動けたとは判断できません。
少し楽になっているなら、その時間に食事を取れるか、短い時間なら何かできそうかを本人と相談してみてはいかがでしょうか。
勉強は、遅れを一度に取り戻そうとしない

休んだ分のプリントや課題がたまると、保護者の方も気になります。
ただ、体調が悪い日にまとめて取り組もうとしても、思うように進まないことがあります。
学校の先生に、今の体調と学習の状況を伝えて、「先に取り組む課題はどれか」「量を調整できるか」を相談してみてください。
ご家庭でも、何時間勉強するかを先に決めるより、今取り組めそうな内容を一緒に選ぶ方法があります。
本人が勉強の話を嫌がるときは、何が負担なのかを確認します。
体がしんどいのか、内容が分からないのかによって、必要な対応も変わります。
学校の話をしない時間もつくる

毎日の会話が欠席や勉強の確認ばかりになっていたら、本人が好きなものや、いつもの話題で話す時間もあってよいと思います。
無理に明るく励まさなくても、食事をしながらテレビの話をするくらいで構いません。
学校のことを話す時間を決めて、それ以外は繰り返し聞かないようにする方法もあります。
家庭だけで対応を考えるのが難しくなったら

接し方を工夫しても、すぐに状況が変わるとは限りません。
毎朝の欠席連絡に加え、仕事の予定を変えたり、学校と連絡を取ったりして、保護者の方も疲れてしまうことがあります。
「優しく接したほうがいいのは分かるけれど、つい強く言ってしまう」というときもあると思います。
そんなときは、保護者の方ご自身が相談しても構いません。一人で抱え込むことが一番の問題です。
体調や治療については専門家へ、課題や登校の調整は学校へ相談しながら、家庭での声のかけ方や親子のやり取りについては、カウンセリングで整理することができます。
相談するときは、「今朝、こんなやり取りになった」「受験の話をすると黙ってしまう」など、実際の場面を教えていただくと、一緒に考えやすくなります。
当院では、体調と家庭での困りごとをお聞きします
京都市下京区烏丸五条にある無痛整体未來堂では、起立性調節障害に伴う不調でお困りの中学生・高校生に、体に負担の少ない自律神経を整える無痛整体を行っています。施術前には、症状や通院の状況をうかがい、内容をご説明したうえで進めます。
院長は整体師であり、公認心理師(カウンセラー)でもあります。
施術とあわせて、学校を休んでいる間の不安や、家庭で困っていることについてもお話を聞いています。
カウンセリングでは、登校だけを目標に話を進めるのではなく、本人が何に困っているか、今どのくらい動けるかを確認します。
保護者の方とは、朝の声のかけ方や、勉強・受験の話をどうするかなどを一緒に考えます。
お子さんが外出しづらいときや、相談に行くことを嫌がっているときは、保護者の方だけでもご相談いただけます。
施術とカウンセリングで相談できる内容は、京都市で起立性調節障害の相談先を探している保護者への記事にまとめています。
当院の対応は、起立性調節障害でお悩みの方へのご案内もご覧ください。
よくあるご質問
朝、何度も起こしたほうがいいですか?
一律に何回と決めることはできません。体調や専門家の指示を踏まえ、落ち着いている時間に本人と起こし方を相談してみてください。
声をかけるたびに口論になる場合は、時間や確認の仕方を見直す方法があります。
午後にゲームができるなら、学校にも行けるのではありませんか?
起立性調節障害では、午前中に症状が強く、午後に軽くなることがあります。
また、自宅で座ってできることと、通学や授業を受けることでは体への負担が違います。
ゲームができる様子だけで登校できるとは判断せず、体調や学校での過ごし方を確認してください。
勉強や受験の話は、しないほうがいいですか?
話してはいけないわけではありません。
朝のつらい時間を避け、「勉強のことで少し相談してもいい?」と確認してから話す方法があります。
本人だけでは答えが出ないこともあるので、学校と課題の優先順位や進路について相談しながら進めてください。
子どもが来院を嫌がっています。親だけでも相談できますか?
はい、保護者の方だけでもご相談いただけます。
家庭での接し方や、本人に相談をどう提案するかについてもお聞きしています。
ご予約の際に、保護者のみの相談をご希望とお伝えください。
病院に通いながら相談できますか?
はい、通院中でもご相談いただけます。
京都市のどこにありますか?
当院は、京都市下京区橋詰町148-3にあります。
京都市営地下鉄「五条駅」の南改札口・5番出口から徒歩5分です。
料金や来院方法は、料金・営業時間・アクセスをご確認ください。
家庭での接し方に迷っている保護者の方へ
「毎朝、何と声をかけたらいいか分からない」「学校の話をすると言い合いになる」といったご相談でも構いません。
お子さんの学年と、今いちばん困っている場面を教えてください。
中学生の体調や家庭での接し方について、未來堂に予約・相談する
この記事を書いた人
伊藤伸一
無痛整体未來堂/カウンセリングルーム未來 代表
整体師・公認心理師・言語聴覚士
京都市下京区烏丸五条で、起立性調節障害に伴う不調に悩む中学生・高校生の施術とカウンセリングを行っています。心と体が互いに影響する「心身相関」を踏まえ、栄養や生活習慣についても相談に応じています。学校を休んでいる間の接し方や受験への不安など、保護者の方だけのご相談もお受けしています。
私自身、うつや不眠、不安などで13年間の闘病を経験しました。入院は2度で、閉鎖病棟で過ごしたこともあります。医師から「治らない」と言われたこともありましたが、その後、回復して整体師、心理カウンセラーとして仕事に戻りました。私個人の経過ですが、不調が長く続くつらさを経験したことが、今の仕事の土台になっています。
YouTubeでも不眠や心の不調について発信しており、登録者は2,500人以上です。趣味は10キロマラソンと料理、掃除です。



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